これから新たに「デジタルスキルを身に付けたい」、と考えられているIT未経験の方に向けて書きます。
国が思い描く「デジタル社会」の実現に向け、いろいろなところで話題になっている「デジタル人材」ですが、具体的にデジタルスキルとはなんなのか?本当に今後デジタルスキルとして必要になっていくのか?よくわからないですよね。
- 結果どうすればデジタル人材になれるの?
- デジタルスキルはどれを学ぶの?

といったことについてまとめていきます〜
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デジタルスキルとは
今後5年間で最も必要なデジタルスキルが、世界的規模のデジタルスキルのイベントで定義されました。日本向けには、以下4つのデジタルスキルが推奨されています。
- 暗号化&サイバーセキュリティスキル:不正アクセスからデータを保護するためのスキル
- コラボレーションスキル:コミュニケーションを加速するツールを活用したスキル
- データサイエンス・データベース管理と分析スキル:統計学、データモデリングなどを含めたデータ収集、データ処理、データベース管理と分析したスキル
- プロジェクト管理スキル:管理ソフトウェアによる製品の主要なカスタマーサクセスの工数設定や指標を追跡管理するスキル
日本では特に、ほぼすべての世代で「暗号化&サイバーセキュリティスキル」と「コラボレーションスキル」が、

今後 5 年間で
一番たいせつなスキルと認識されました
デジタルスキルの定義
そもそも「デジタルスキル」という言葉が出てきてから、まだ日が浅いですよね。デジタル技術は、あらゆるものを数字に置き換えられる技術と聞いたことがあります。
そうなると、デジタルスキルの定義としては、「数字としてあらわされたデータを扱うスキル」と定義できるのかもしれません。
これからデジタル社会に向け、さまざまな情報がデジタル化されていくのでしょう。そうなると、いまの職種で仕事領域は増えることもあるでしょうし、新たなる職種も生まれていくわけです。

そんな新しいスキルが
デジタルスキルなんですかね~
ということで、デジタルスキルの種類を見ていきましょう~
デジタルスキルの種類:セキュリティ
セキュリティのスキルに関しては、テクノロジーが進むと、それにあわせて悪いことをする人たちも最新の技術で追いかけてきますので、一人ひとりが自分の身は自分で守れるようになりたいところですが、なかなか難しいですよね。
しかし、それだけどこにでも需要があるということの裏返しでもあります。「守るスキル」というのは目立ちにくいでしょうが、周りの人との差別化はしやすいのかもしれません。
そういった意味だと、コラボレーションのスキルも同様ですね。
情報セキュリティを無料で学ぶ方法を、こちらの【リスキリング講座】デジタルスキルを無料で学ぶ方法にまとめました。

デジタルスキルの種類:コミュニケーション
会社や学校なんかでも最新のテクノロジーとまではいかなくとも、最新のIT製品はどんどん導入されていきますよね。
最近だと、世界中でWeb会議ができるTeamsやZoomにChatworkなんかが広まりました。
もちろん、最初はだれもが使い方なんてわかりません。しかし、すぐに慣れて使いこなす人と、ずっと使えないままの人とでわかれていきませんか?(わが社にもいます)
デジタル人材までを目指さずとも、誰もが手に入れられて差別化につながりやすいデジタルスキルが、「暗号化&サイバーセキュリティスキル」と「コラボレーションスキル」かもしれません。
デジタルスキルの種類:分析
とはいっても、より自分の仕事などの成果につなげていくためにも、「データサイエンス・データベース管理と分析スキル」の一部である「統計学」や分析手法は知っておいても損はない職種の人も多いと思います。
データサイエンスや統計学を無料で学ぶ方法を、こちらの【リスキリング講座】デジタルスキルを無料で学ぶ方法にまとめましたので見てみてください~

デジタルスキルの種類:プロジェクトマネジメント
プロジェクト管理スキルは、一人で実践することができないので難しいですね。
「PMBOK(R) Guide第6版 始めの一歩」が無料でデジタルスキルを学べる講座にありますが、実践という場を探すのが難しいので、こちらは管理職のかたが部下の管理をするさいに試してみてもらいたいです。
興味がある方に適正あれば、若い年齢のうちから強みとして光ると思いますし、デジタルスキル以外でもどこででも活用できてしまうスキルかと思います。
プロジェクトマネジメント(PMP)を無料で学ぶ方法を、こちらの【リスキリング講座】デジタルスキルを無料で学ぶ方法にまとめましたのでよろしくお願いします~

デジタルスキルの種類:主体性
私は世界で発表されたデジタルスキルの4種類より、もっとたいせつなものがあると思います。
それは「自ら考え、行動するスキル」です。
IT人材として14年のキャリアになりますが、強いエンジニアや強い事業側のビジネスマンに共通することは、”誰かに言われる前に、会社として必要なことは何かを自ら考えて、さっさと行動しちゃう人”でした。
個人的にデジタルスキルを身に付ける最短ルートは、新しい技術を体験してみて、それを自社や私生活で活かせないか考えてみる。

そして、
行動してみることだと思います~
デジタルスキルの将来性
将来性という観点でデジタルスキルの5種類を考えてみると、デジタルが当たり前のデジタル社会が来ても、どれも有効活用できるスキルだと思いました。
しかし、デジタルスキルの前提条件として、ITをある程度は理解していないと習得が難しいです。
それなのに、非IT企業ではそもそもIT人材を活用したり、採用したりすることが困難です。この難しさが逆に将来性を表していると思いませんか?

むしろ、
このギャップが将来性の証明ですね
いまITの知識がない方はデジタルスキルを身に付ける前に、まずはデジタル思考を身に付けた方が効率いいと思います~

非IT企業でIT人材を採用するのは難しい
特にこの1年で、コロナ前よりIT人材の中途採用のハードルが高くなっていることを実感しました。
いま事業会社などの情報システム部門で働く、いわゆる、「情シス」、「社内SE」と呼ばれるIT担当者は年収が高騰しています。そのため、ぜんぜん採用できません。
さらには、上場企業や大企業がデジタルトランスフォーメーションを推進するために、IT人材の採用を随時行なっているように求人を探すと見受けられました。
そうなると、中小企業ではIT人材の採用は進みません。
IT人材を活かすのも難しい
また、実際に雇用しても活かせる管理職は少ないと思います。なぜなら一般的に、事業会社のIT部門の管理職はITをわからない方が担うからです。
私は自ら企画して提案するので、非ITの管理職が上司でも平気ですが、一般的には難しいと思いますね。
ただ、ITがわからないといっても、「その会社や業界の事業(ビジネス)」には詳しいのが非IT管理職の強みです。
しかし、それだけだと自社で行いたいことと、IT人材のスキルをマッチングさせることが難しいです。さらには、長期的にIT人材を活かし続けるのも、難しいでしょう。主体的に行動できるIT人材ならいいですが。
だからこそ、ひとまず副業人材で一時的に手伝ってもらったり良い人を探したりする目的として、副業人材を採用するのが人気なのかもしれません。
非IT者からの応募は多い
IT未経験ですが、総務としてPCセッティングやテクニカルサポートをしていた方からの応募は多いです。
実際にIT未経験の方を情シス(社内SE)として育てたことが何人もあるのですが、論理的思考を身につけてもらうのがたいせつでした。
中小企業は非ITの方をまずはIT担当者として自立できるように、問題解決手法やリテラシーを身に付けてもらい、デジタル人材として羽ばたいてもらうのが現実的な選択肢かと思います。
(この手順の方が離職は少ないかも?IT人材は転職しやすいので)

デジタル人材の種類ごとに必要なデジタルスキル
どのデジタルスキルを学ぶか悩む人も多いでしょう。ですので、デジタル人材の種類から必要なデジタルスキルを考えてみます。
ITエンジニアだけでなく、事業側の方も含まれますね。まだ歴史が浅い職種なので、今後きちんと定義されていくかもしれません。
(追記)先日、20代の若者に人気のリスキリングのスキルが発表されました。そのため、この3つのデジタルスキルについて書きました~


IPA(情報処理推進機構)が定義しているデジタル人材は以下です
プロデューサー:DXやデジタルビジネスの実現を主導するリーダー格の人材(CDO含む)
ビジネスデザイナー:DXやデジタルビジネスの企画・立案・推進等を担う人材
アーキテクト:DXやデジタルビジネスに関するシステムを設計できる人材
データサイエンティスト/AIエンジニア:DXに関するデジタル技術(AI・IoT等)やデータ解析に精通した人材
UXデザイナー:DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを担当する人材
エンジニア/プログラマ:上記以外にデジタルシステムの実装やインフラ構築等を担う人材
デジタル人材のプロデューサー
プロデューサーは、DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタルなビジネスの実現をメインとして導くリーダー(CDOなど)なので、必要なデジタルスキルは以下かと思います。
プロジェクトをマネジメントするスキルは必要でしょう。
そもそもこのプロデューサーというポジションは、テクノロジーの知見だけでなく事業に精通していなくては成り立ちません。
そのため、事業側の非IT人材が担う可能性もあるかと思います
デジタル人材のビジネスデザイナー
ビジネスデザイナーは、DXやデジタルなビジネスの企画や立案に推進までをも担うので、必要なデジタルスキルは以下かと思います。
デジタルビジネスを始めるために、市場を分析するスキルが必要かと思います。さらには、推進するためにコミュニケーションの取り方も定義するでしょう。
このビジネスデザイナーというポジションも、テクノロジーだけでなく事業側の知見が必要です。
こちらも、事業側の非IT人材が担う可能性がありますし、デジタルスキルを学ぶ必要があるかと思います。
デジタル人材のアーキテクト
アーキテクトは、DXやデジタルなビジネスに関連するシステムを設計するので、必要なデジタルスキルは以下かと思います。
- 暗号化&サイバーセキュリティスキル
- データサイエンス・データベース管理と分析スキル
セキュリティを考慮しながら設計するでしょうし、データベース関連に分析スキルも必要でしょう。
プログラミングの経験がなくとも、サーバーやネットワークの構築・設計されているエンジニア、データベースの構築・設計、セキュリティ関連のエンジニアが目指しやすいかもしれません。
デジタル人材のデータサイエンティスト/AIエンジニア
データサイエンティスト/AIエンジニアは、DXに関連したデジタル技術(AI・IoT等)やデータ解析に詳しいので、必要なデジタルスキルは以下かと思います。
技術もさることながら、解析に必要な分析スキルや基礎の部分が必要だと思います。
なんらかのプログラミング経験をベースに、最新のテクノロジーを試していけるエンジニアが目指しやすいかと思います。
デジタル人材のUXデザイナー
UXデザイナーは、DXやデジタルなビジネスに関連したシステムのユーザー向けにデザインを作るので、必要なデジタルスキルは以下かと思います。
コミュニケーションを意識しながら、論理的に分析することが必要だと思います。
デジタル人材のエンジニア/プログラマ
エンジニア/プログラマは、他のデジタル人材が関わらない部分のデジタルなシステムを作ったり、インフラの構築などをするので、必要なデジタルスキルは以下かと思います。
- データサイエンス・データベース管理と分析スキル
- プロジェクト管理スキル
プロジェクトで管理される側なので、多少はプロジェクト管理スキルはあった方がいいですし、データサイエンスやデータベースもろもろ必要でしょう。
デジタル人材はDX人材とも言われており、こちらのDX人材とは?がIPAの定義している職種の説明としてわかりやすかったです。
当メディアとしては、DXの推進を担う人材を目指すというよりも、IT未経験の方に向けて書いております。なぜなら、今から新たにデジタルスキルを身に付けていくと、

他の人材と差別化に繋がりますし、
楽しくなっていくと思うからです
そのお話はこのメディアを創刊した理由につながりまして、情報格差とは?年収格差とも言われる世界が変わった3つの事象という記事で解説しております。

ビジネススキルも必要
デジタルスキルの観点で見てきましたが、デジタル人材はデジタルスキルで事業をより良くしていけます。
そのため、テクノロジーだけでは何かを生み出すのは難しいと思いますので、ビジネススキルとして、マーケティングや経営に関すること、さらには所属する会社の事業や業界のことについて詳しくなるのがたいせつだと思いました。
そういった意味だと、IT系ではない非IT人材の方がビジネスに詳しくなっていくと、デジタルスキルを学んだ時に一気にデジタル人材に近くのかもしれません。
もし、私の子供がデジタル人材を目指していたら、まずは事業側のビジネススキルを覚えるという意味で、

商売の原則である「安く買って、高く売る」というのを
さまざまなプラットフォームで試してもらいます
そして、最新のAIを学び、需要予測なんかも分析手法で試してもらって、お小遣いを増やすことに挑戦してみて欲しいです〜(年齢にもよりますが。笑)
このように、個人的に何かを身に付けて挑戦しようとするのが一番学びがあるのかもしれませんね、そんながんばっている方を当メディア(みらいデジタル)は応援しております!
ついに!個人がリスキリングで働き方を劇的に変える5STEPも完成しました!

無料のリスキリング講座一覧(デジタルスキル)をまとめた記事では、個人の方が手軽に学べるものをまとめているので見てみてください〜

いまリスキリングで人気のデジタルスキルは、こちらにまとめております。

なにかスキルを習得するとき、どのくらいで身に付くのか?はスキル習得に必要な時間は?5つの法則と事例をもとに逆算したほうがいいので調べてまとめてみました。

まとめ
デジタル人材入門としては、いきなりデジタルスキルを身に付けようとしても、前提となるITリテラシーやデジタルリテラシーが足りないので難しいと思うので、文章で説明するのもムズカシイ(-_-;)。
全体がフワッと伝われば、「こういう感じなのね〜」みたいになれば嬉しいです。

長い目で考えつつ、
すぐに行動したら楽しくなるかも?ですね~
ちなみに、ミイダスのコンピテンシー診断って知っていますか?面接対策だけじゃないんですよ。自分の強みを知ることで「会社で正しく評価してもらう」ために活用することだってできるんです!
(個人的には「自分と似た人材がどういうところにどのくらいの年収で転職するか知るため」に使ってましたが)
あと、世の中にあるおすすめランキングに疑問があったので、私自ら目視で確認しながらIT職種ごとのおすすめ転職ランキングを作ってみました!
IT未経験向けのものから、地域ごとのランキングもあります^_^
そして、「IT転職エージェントにインタビューしたホントの話」を無料ダウンロードできるようにまとめてみました!
次はデジタル社会についての記事です~

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