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AI電力爆増!脱炭素目標と真っ向衝突?現役SEが解説

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最近、テレビやネットで「AI」という言葉を聞かない日はないですよね。ChatGPTとか生成AIの進化は本当に目覚ましくて、私たち現役のSEも驚きの連続です。
でも、そんなAIの便利さの裏側で、ちょっと気になる話が聞こえてくるのをご存知でしょうか?
「AIが動くには、ものすごくたくさんの電気が必要で、地球温暖化対策の邪魔になるんじゃないか?」
「省エネチップの開発は進んでるらしいけど、全然追いついてないって本当?」
といった声、私もよく耳にしますし、社内でも話題になります。
私、綴間チヨノリは、かつてはシステム開発会社のSEとして最前線でコードを書き、今は事業会社で社内SEとして、皆さんが使うシステムやツールを選ぶ立場にいます。そんな私だからこそ見えてくる、AIの電力問題について、分かりやすく解説していきたいと思います。

AIの電力消費がヤバいって本当?脱炭素目標との衝突、その実態は?

結論: はい、残念ながら本当です。AIの電力消費は爆発的に増えていて、私たちが目指す脱炭素社会の目標と真っ向から衝突する可能性を秘めている、というのが正直な見立てです。

理由: なぜなら、AI、特に最近流行りの「生成AI」と呼ばれるような大規模なモデルは、とてつもない量のデータを学習し、質問に答えたり画像を生成したりする際に、膨大な計算処理を必要とするからです。これらの計算は、データセンターという巨大な施設にあるサーバーで行われますが、データセンターは常にフル稼働状態で、エアコンで冷却もしなければなりません。この全てに、途方もない電力が使われているんです。

具体例: ある試算では、大規模なAIモデルを一度学習させるのに、一般家庭数百世帯が1年間に使う電力に匹敵するとも言われています。私自身も、過去に開発現場で大規模なデータ分析システムを運用していた際、電気代の請求書を見て「うわ、今月もすごいな…」と頭を抱えた経験が何度もあります。データセンターの契約電力枠を増やすたびに、コスト部門から「本当にこのままで大丈夫なのか?」と聞かれるなんてことは「IT現場あるある」なんですよ。この電気を、これからもっともっとAIが使うようになったら…と考えると、ぞっとしますよね。

再結論: AIの進化は素晴らしいものですが、このまま電力消費が増え続ければ、地球の未来に大きな課題を残しかねない、それが現状の認識です。

なぜAIはそんなに電気を食うのか?元・開発現場SEが語る深掘り

結論: AIがこれほどまでに電気を食う最大の理由は、膨大な量のデータを「計算」し続ける必要があるからです。

理由: 特に、近年発展が著しい「深層学習」というAIの技術は、人間の脳の神経回路を模した「ニューラルネットワーク」という複雑な構造を持っています。このネットワークを何層にも重ね、さらに天文学的な数のパラメータ(AIが学習によって調整する値)を、途方もない量のデータを使って最適化していく過程(学習フェーズ)で、信じられないほどの計算処理が必要になります。そして、一度学習が終わっても、私たちが「これについて教えて」「この画像を作って」と指示するたびに、その巨大なモデルが動いて「推論」を行うため、これまた大量の計算と電力が必要になるわけです。

具体例: かつて私が開発現場で、とある複雑なデータ分析アルゴリズムをチューニングしていた時の話です。たった一つの処理の効率を数パーセント上げるために、何時間もかけてサーバーを動かし、その間ずっとCPUがフル稼働していました。AIの場合は、これが比較にならないほどの規模で、しかも全世界から同時に利用されるわけです。先日、SNSでデータセンター関連の人から「AI関連のお客様は、サーバーを増やすたびに電力契約を大きく見直されます」と聞いたときも、「あぁ、やっぱりそうか」と納得しました。高性能なGPU(グラフィック処理装置)は、まるで小さな発電所のように電気を消費するんです。

再結論: AIの賢さや便利さは、まさに「膨大な電気」と「途方もない計算」の結晶だと言えるでしょう。

省電力チップ開発は進んでいる?でも需要に追いつかないってホント?

結論: 省電力チップの開発は、まさに日進月歩で進んでいて、技術者たちの努力には本当に頭が下がります。しかし、残念ながら、その進化のスピードをもってしても、AIによる電力需要の爆発的な伸びには現状、追いついていない、というのが実情です。

理由: 最新のAIチップは、数年前のチップと比べて格段に少ない電力で、より高い性能を出せるようになっています。しかし、それ以上にAIモデルの規模(パラメータ数や学習データ量)が毎年何倍にも拡大し、AIを利用するユーザーの数も世界中で爆発的に増えています。チップの省電力化で「1」削減できても、AIの規模が「2」増えてしまうような「いたちごっこ」の状態が続いているからです。

具体例: 有名なGPUメーカーであるNVIDIAなども、消費電力を抑えつつ性能を上げるための技術開発には莫大な投資をしています。新しい世代のチップが出るたびに「今回は〇〇%省エネになりました!」という発表を目にしますし、実際、技術の進化は目を見張るものがあります。しかし、「新しいAIツールを導入したい」「もっと高性能なAIサーバーを!」という要望を見るたびに、「電力は大丈夫かな…」と頭をよぎるのが本音です。

再結論: 技術は確実に進歩していますが、AIの需要の勢いがあまりにも凄まじく、まるで高速で加速し続ける車と、それを追いかけるブレーキの開発のような状態が続いていると言えます。

現役社内SEが考える!私たちにできることは?AIとの賢い付き合い方

結論: 私たち一人ひとりが、AIの使い方を少しだけ意識することで、この電力問題の解決に貢献できると私は信じています。

理由: 「塵も積もれば山となる」というように、無駄なAIの利用を避けたり、より効率的なAIサービスを選んだりする、といった小さな行動が、全体として見れば大きな電力削減につながるからです。

具体例:

  • 本当に必要な時にだけAIを使う: 例えば、チャットAIに漠然とした質問を何度も投げかけたり、大量の画像を無意味に生成させたりしていませんか?本当に情報が必要な時、創造的な手助けが欲しい時など、AIの利用シーンを意識するだけでも違います。
  • 効率の良いAIサービスを選ぶ: 今後、AIサービスを選ぶ際には、性能だけでなく「省電力性」や「環境への配慮」をアピールしているサービスに注目するのも良いでしょう。企業側も、AI導入の際には、そのAIがどれくらいの電力を消費するかをきちんと評価項目に入れるべきです。
  • 企業におけるAI導入の意識変革: たとえば新しいAIツールを導入する際、提供ベンダーに対して「GPU利用率の予測データ」や「冷却に必要な電力コスト」まで要求するのはいかがでしょうか?これは、コスト面だけでなく、環境負荷の側面からも重要な評価軸だと考えているからです。

再結論: AIは私たちの生活や仕事を豊かにしてくれる素晴らしい技術です。だからこそ、その恩恵を受けつつ、地球に優しい未来を作るために、私たち利用者が意識的な行動を心がけることが、何よりも重要だと私は思います。

AIの電力消費と脱炭素社会の目標は、確かに今、大きな課題として私たちの目の前に立ちはだかっています。

でも、私はこの問題を悲観的にばかり捉えていません。技術者たちは知恵を絞り、より効率的なAIや省電力なハードウェアを日々開発していますし、私たちユーザーも、賢くAIと付き合うことで、その解決に貢献できるはずです。

「ITは地球に優しいはず」というかつての幻想は、AIの登場で少し揺らいでしまったかもしれません。しかし、だからこそ、技術の進化と私たちの意識で、この課題を乗り越え、AIが本当にサステナブルな未来を築くための力となるよう、行動していきましょう。

元・開発現場のSEであり、現役の社内SEである私、綴間チヨノリは、これからも技術と社会の接点にある問題について、皆さんに分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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綴間チヨノリ

はじめまして。
綴間チヨノリと申します。
(姓は「つづりま」と読みます)

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(壮大すぎたかもw)
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まずは、以下2つを作ります。

●未経験からデジタルやITを仕事で活かす方法
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22年8月:マイナビニュースの記事監修
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22年5月:『Before DX 働き方を劇的に変えた社内SE「50」のRULE』を出版

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これはさすがに公開できないニャ〜

 

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