最近、ネット上で「NTTのWeb3事業が失敗した」「ドコモが撤退する」といった噂を耳にすることが増えました。
2022年に最大6,000億円もの巨額投資をぶち上げたNTTグループですが、2025年から2026年にかけて、主要サービスの終了や組織の吸収合併が相次いで発表されています。
果たして、NTTのWeb3戦略は本当に頓挫してしまったのでしょうか?この記事では、現在のリアルな状況と、背景にある戦略の「大きな転換点」について解説します。
1. 「NTTのWeb3は失敗」と噂される3つの要因
なぜ、失敗というネガティブな噂が流れているのでしょうか。それには、具体的で目に見える「終了」が重なったことが背景にあります。
① 個人向けウォレット「scramberry」の提供終了
NTTデジタルが展開していた、初心者でも使いやすい暗号資産ウォレット「scramberry WALLET」が、2025年9月末をもってサービス終了となりました。一般ユーザー向け(B2C)の目玉サービスだっただけに、この早期終了は市場に大きな衝撃を与えました。
② 法人向けソリューションの整理
続いて、法人向けのWeb3導入支援ツール「scramberry WALLET SUITE」も2026年1月に終了が決定。国内での具体的なプロダクトが相次いで姿を消したことが、「事業の失敗」という印象を強める結果となりました。
③ 推進母体「NTTデジタル」の吸収合併
Web3事業の中核を担っていた「株式会社NTTデジタル」が、2026年2月にNTTドコモ・グローバルに吸収合併されました。独立した組織としての看板を下ろしたことで、事業の縮小を疑う声が上がったのです。
2. 真相は「撤退」ではなく「グローバル戦略への転換」
しかし、これらは単純な敗北宣言ではありません。NTT側の狙いは、「戦う場所と役割の変更」にあります。
国内限定から「世界市場」へ
日本国内のWeb3市場だけでは、巨額投資を回収できるほどの成長スピードが得られないと判断したようです。ドコモ・グローバルの傘下に入ることで、海外の通信キャリアやパートナー企業との連携を強化し、最初から世界規模で勝負する体制に作り直しています。
「表舞台」から「インフラ(黒子)」へ
一般ユーザーが使うアプリ(B2C)で競うよりも、企業がWeb3技術を導入するための**基盤(イネーブラー)**を提供することに注力する姿勢を鮮明にしました。通信キャリアが得意とする「安定したインフラ提供」という強みに立ち返った形です。
3. 6,000億円の投資計画はどうなる?
NTTドコモが掲げていた「最大6,000億円」の投資方針自体は、現時点で撤回されていません。
むしろ、今回の組織再編は「グローバル展開を加速させるための最適化」と位置づけられています。国内での小規模な成功を追うのではなく、より巨大な海外市場でのプレゼンスを確保するためにリソースを集約しているのが現状です。

まとめ:NTTのWeb3は「仕切り直し」の真っ最中
結論として、NTTのWeb3事業は「失敗による撤退」ではなく、「国内B2Cモデルからの脱却と、グローバルB2Bインフラへの大規模なシフト」の最中にあります。
短期的には: サービス終了が相次ぎ、失敗に見える。
長期的には: グローバル市場での基盤作りを目指す「第2章」の始まり。
数千億円規模のプロジェクトだけに、その真の成否が見えてくるのは、グローバル展開が本格化するこれから数年先のことになりそうです。

ということで
今後に期待ですね

そのようだニャ







コメント