社内SE(情シス、IT担当者)の仕事内容は会社によって異なるといわれています。
さらには中小企業と大企業でも違いがあるそうです。
我が社のような、
- 歴史ある中小企業
- ITとは関連のない業界
の事業会社の情報システム部署の事例ならご紹介できますのでご参考までに〜
システム開発プロジェクトで忙しいのかニャ?
そう思われがちですが、
じつはそんなことはなく、
他にいろんな仕事があるんですよ〜
今回はおもに、
- 中小企業と大企業の違い
- IT戦略
- 業務改善
- ITインフラの管理
- データ登録
- ヘルプデスク
や、「社内SEのスキル」などを紹介することで、「中小企業の社内SEの仕事内容」が伝われば嬉しいです〜
YouTubeでも紹介してます〜
僕の雰囲気が別人だけど
気にしないでほしいニャ〜
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中小企業・大企業・零細企業による社内SE(情シス)の違い
中小企業と大企業、さらには零細企業(スタートアップやベンチャーなど)の社内の違いをご紹介します。
大企業の社内SE(情シス)は一部を専門に担当する
大企業だと情報システム部門で働く人の数が多いので、やることは細分化されて一人ひとりが専門に担当する場合が多いようです。
ただ注意点があってらあまりにも大きいとグループ会社がいくつもわかれており、そのグループ会社ごとに社内SEが配置される場合もあります。
この場合は親会社の下請けのような働き方になるケースがあるので、自分の働き方のイメージとあっているか確認してくださいね。
中止企業の社内SE(情シス)はぜんぶやる
中小企業だと1人か少人数で、いろんな仕事をやります。専門にわかれたりはしませんし、そもそも人がいません。
私は実際に歴史ある中小企業の情シスを再構築したのですが、あまりにも転職前とイメージが異なり驚きましたね〜
それは大変ニャ
どのように仕組み化して自分たちの時間を作り、経営層や現場と折衝しながらカタチにしていったかは、
こちらの社内SEの本にまとめたので、
よろしければ見てみてください^ – ^
零細企業の社内SE(情シス)は新規に仕組みを作る
零細企業(スタートアップやベンチャーなど)だと1人目の専任の社内SE(情シス)となる場合が多いので、自分で仕組みを作っていける場合が多いでしょう。
ただ、本当の1人目は創業メンバーが兼務で担っていることもあるので、実際には2人目として既存の環境を維持しつつ、新しい仕組みを作っていくことも考えられますね〜
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IT戦略とは
会社の経営や事業を進める上で発生した課題を、ITで解決できないか考えます。
たとえば、働き方を変えていく上で、リモートワークをどのように実現していくか考えたり、そのための製品を選んだりすることもIT戦略のひとつです。
いまの時代、リモートワークは必要だニャ
まさにそう!
もともと福利厚生として他の会社との差別化にもなっていました
この環境を構築できる会社と、できない会社で今後はますます格差が広がるかもしれません。会社によってはリモートワークの環境が整っていても、わざわざ出社に戻す会社もあるそうです。
IT戦略の事例
会社というかIT担当者によっては、すべて外部の会社に丸投げで、しかも内容がわからず提案されたものをそのまま採用してしまいます(゚o゚;;
会社側もちゃんとITがわかる人材を配置しないと、この問題は解決しないかもしれませんね(非ITのかたには無理難題ですが)。
まずは簡単に始められる「IT戦略」に絞ると、
「PCの選び方」もIT戦略の一つです!
たしかにそうだニャ
現場や経営層で決めようとすると判断つかないですし、安さで決めると最適とは言えないPCで仕事をすることになってしまいます。
我が社のような、IT業界ではないところの事業会社だと、いろんな部門があるので、それぞれの部門で働く人の「使い方」を軸に考えることがたいせつでした。
どんな仕事の仕方かで判断する
まずはユーザーに、「どんな仕事の仕方をしてるのか?」を聞いてみましょう。
たとえば、
外出が多い職種(営業とか)ならば、13型以下の薄型の小さなノートパソコンにしたり、社内で打ち合わせは多いけど、あまり小さすぎる困る職種(営業以外)には、14型以上のノートパソコンにしたりです。
事務職ならば、デスクトップPCでもいいです、リモートワークするならば自宅用にはノートパソコンを追加で渡してもいいですね。
最初からノートパソコンで仕事をしてもらい、希望する方にはモニターを貸与してもいいでしょう。
いろんなパターンが考えられますね〜
どんなソフトを使うかで判断する
つぎに、「どんなソフトを使っているのか?」を聞いてみましょう。
たとえば、
外出する職種と同じ仕事の使い方の人でも、使うソフトに違いがあるならば、使うPCも変わります。
デザイン系のAdobeイラストレーターやPhotoshopなどを使う人なら、スペックを高くする必要がありますからね~
会社の将来で考える
あとは、会社が今後どうなっていくのか?も踏まえながら考えてみましょう。
それぞれの働き方にあわせてもいいですし、これからおとずれるデジタル社会を見越した戦略にしたいところですね〜
パソコンの選び方は地味に大事だニャ〜
そうなんだよね!
つまり、IT戦略でたいせつなのは、過去と現在を踏まえて会社の未来を考えることだと思います〜
業務改善とは
いま行われてる仕事を効率化したり、人が関わらなくても成り立つように自動化したり、外部人材でも行えるよう仕組み化することです。
たとえば、新入社員が来月から来ると言われたら、パソコンのセットアップが必要ですよね。
やり方を手順書にまとめて、自分じゃなくてもできるようにする、その後、どんどん効率を良くしていって、
最終的には自動でできないか
考えて挑戦してみる
こういった手法は
昔からよくあるニャ
ほんとはもっと顧客価値を向上をさせて、事業を伸ばすほうにITを使った方が良いと思うんですけど、そこに辿り着くための前段階の仕事ですね~
これを繰り返して、自分の時間を作るのがたいせつでした!
業務改善の事例
苦手意識のあるかたもいるかもしれませんが、社内SE(情シス)は、「会社に常駐してるITコンサルタント」みたいなもんなので、みんなやるしかないのでがんばりましょう!笑
さて、業務改善でたいせつなことが3つあります!
「情報の流れ」を見る
1つ目は、「情報の流れ」を見ることだと思います!
業務を改善するためには実際にどのように仕事しているかヒアリングしますよね?
このさいに、どこから情報がきて、どこに向かうのか?、情報の入り口と出口をまず抑えましょう。
なぜなら、ここを抑えれば途中の業務を変えても平気だからです。
「加工した情報」を見る
2つ目に、どのような情報を、どのように加工して、次へ渡すのか?を聞きます。
必ず加工しています。加工しないなら、わざわざ渡さないからです、お互い同じところから閲覧すればいいですからね〜
たとえば、取引先からメールで資料を受け取り、それを加工して基幹システムに登録しているケースがあります。このとき情報の入口と出口はもうわかってるので、加工する方法や登録方法の業務を改善することができますね〜
「部分最適ではなく全体最適」を見る
3つ目は、その業務を改善することで、他の誰かの業務が増えていないか?という視点で考えましょう。
業務改善ができてみんなが喜んでだと思ったら、他の部門の仕事が増えてしまうことがあるからです。このとき「仕様の問題で仕方がなかった」という方がいますが、そんな仕様にするくらいなら業務改善なんてやめてください。
個人的な意見ですが、それは筋が通らないかなと。こういうの多くて、
最終的に他の人の仕事を
僕がぜんぶいい感じにやり直しました。笑
しかも相手の方が給料もらってるケースばかりです。笑
サラリーマンの辛いところニャ
そうなんですよね。
あとは、時と場合によっては、実際に体験させてもらうこともありました。半月くらいやりました〜
これは僕の人生のなかで、貴重な体験となりました。
このとき、
『あっ俺たち情シスって、ぜんぜん現場わかってないじゃん!』
と思い知らされました
そんなことがあったとは
知らなかったニャ
何度現場の人と打ち合わせしても噛み合わず、実際にやってみると全くわかってなかったんですよ。そして、実際に体験させてもらった結果、、なんと改善する必要があるのはここの部門に情報が来る前の部門でした。
こんなこともあるんですね〜
そこら辺の話は長くなるので、
書籍の方でまとめました~
Amazon Kindle Unlimitedなら
無料で読めるニャ~
無料体験もあるニャ~
つまり、いまある業務をより良くするためのものであり、人に焦点を当てるのではなく、「会社にとって」、を軸に考えるのが、僕の思う「業務改善」です。
ITインフラの管理とは
会社のネットワークやIT関連の機器として、パソコンやファイルサーバー、スマホにタブレットなどポケットWi-Fi、セキュリティなどなどすべてを管理します。
たとえば、パソコンを監視したり、セキュリティソフトのライセンスを更新したり、インターネットの回線の契約更新に、プリンターの保守契約なども対応します。
たくさんありすぎるニャ
そうなんだよね
だから、ぜんぶを無理に自分でやると時間が足りなくなるので、外注しながらやるのがたいせつでした!
ここに失敗すると、身動きが取れなくなってひたすら契約更新とかの事務作業ばかり、、ビジネスの変化にもついていけず、会社は衰退します。
IT業界では、
「2025年の崖」だなんて言われてますね
古いシステムを
使い続けるしかないってやつニャ
そうです!
既存のITシステムが老朽化して非効率的なものになっていて、維持するエンジニアは足りないし、その古いシステムの保守してもらう予算もかさんでいき、新しい技術になんてもちろん対応できません。
しかも、どんどんサポートは切れていき、交換部品もなくなっていきますので、まさに地獄絵図でしょう。
ITインフラの事例
基本的に中小企業だと、インフラエンジニアや私のようなシステムエンジニアが所属していないことが多いです。ですので、無理に自分たちでやろうとはせずに、外部の会社も活用しながら進めましょう。
社内SEは会社にもよるんでしょうけど、自分のやりたいことや強みがあるところは自分でやって楽しめばいいですし、自分が苦手なところや、興味ないことは外注を活用したほうがいいです。
なので、
やりたい人がやりましょう!
たのしく働けそうだニャ
そうなんだよ!
みんなね、無理しすぎ!
大企業だとそれぞれ担当が分かれるようだけど、中小企業の情シスは無理して一人でなんでもやろうとして破綻してるところもあります。
なので、これから社内SEになる、
「あなた!」も、楽しんでくださいね〜^ ^
楽しむニャ~
「運用ルール」を最初に決める
ITインフラの管理でたいせつなことは大量にあります!
なので、内容を絞ると、「運用ルール」を最初に決めておきましょう!
たとえば、
- ノートパソコンは何年周期で交換するか
- デスクトップパソコンは何年周期で交換するか
- パソコンの保守は何年で契約するか
- パソコンの予備はいくつ確保しておくか
- マウスやキーボードはいくつ確保しておくか
- プリンターや機器の保守は何年で契約するか
- 有償のソフトや機器を情シスへ購入の申請をするさいのルール
などです
ふむふむ、毎回そのときに考えてたら、
一貫性はなくなりそうだニャ
そうなんです。
既に運用ルールが決まっているものや、購入時に決めている場合など様々でしょうから、最初に決めておくと考える必要がなくなります。地道に一つ一つ、決めていきましょう。
これから、社内SEになる人や、いま社内SEとして働いてて時間が足りず困ってる方へ向けて、はじめやすいものを紹介してみました~
つまり、会社や事業を継続するためのものであり、今後さらに事業を伸ばしたり、会社を拡大していくための「土台作り」や「生命線」ともいえるのが、僕の思う「ITインフラの管理」です。
データ登録とは
各システムで必要な情報を登録します。
たとえば、業務システムの商品登録や、Webサイトの商品情報、ユーザー情報の登録や退職の処理などです。
この仕事は
チヨノリじゃなくてもいいニャ
まさにそう、
外部人材などに依頼しやすい仕事だね~
まさか、中小企業では手動でデータを登録するのが日常茶飯事だとは思いませんでした。
しかも、仕様が複雑化していてすぐには解決できないものばかりです。
データ登録の事例
事業会社では何かしらの商品やサービスを売っています。そのため、定期的に新商品が増えたり、取引先が増えたりします。
それらの情報を業務で使うシステムのデータベースに登録が必要です。
新たに人が入社したらユーザー情報を各システムに登録するので、こういったことも含めて、「データ登録」という仕事です。
「仕様が不明」という文化
ベンチャーだと新たに仕組みを構築していくでしょうし、大企業だと完成された仕組みがあるでしょう。
しかし、歴史ある中小企業だとそんなことはありません。
- 業務システムの仕様は不明(退職済み)
- 仕様を決めれる人は会社にあまりいない(業務を俯瞰的に理解してる人があまりいない)
- 事業を止めるわけにはいかない
というなか、
とりあえず複雑な業務をやってみました。笑
もはや、
IT関係ないニャ
これが、
歴史ある中小企業のリアルだ!笑
で、なにがどうなるニャ?
まずは、自分の手から業務を離れさせて、こちらの考える時間を作ります。だから、いったん自分で業務を覚えたら、それを外部人材に教えて手順書を作ってもらいましょう。
理想としては、コンピュータにやってもらえれば自動化できますが、問題がありましてね。ここでIT業界によくある、「仕様が決まらない」を、経験しました。
基幹システムの開発をしてると、現場の人に仕様を確定してもらうことが大前提です。
しかし、協力的な人もいれば、そうでない人もいます。
「人事評価の問題」もある
さらには、誰も仕様がわからなくて決めれなかったり、より良くする行為自体に興味がなかったりします。
本人の給料は上がらないから
我関せずの人が多いのかな
こういうのも、日本の終身雇用が
崩壊する原因につながるかもニャ
そうだよね~
あと、外部人材を活用しながら業務を簡略化するときに注意点があります。
それは、外部人材の方が業務を覚える前に、効率化や業務改善をしようとする場合がありますが、必ず止めてください。なぜなら、すべての業務を覚えていない状態でやると、後から手戻りが発生します。
どんなのがあるかというと、たとえば、「正常パターンしか理解してなくて、異常パターンを考慮できない」というのです。これは、あとからやり直すことになります。
業務改善のなにがむずかしいかというと、それは、俯瞰的に見ることが難しいのと、ヒアリングしても漏れが起こりうるからです。
相手が漏れなく説明できるかどうかは、こちらでコントロールできない問題です。それに、そもそもやる必要のないことを効率化してお金と時間を無駄にすることもある。とても難しい問題です。
だからまずは自分で業務のパターンを網羅した方が手戻りは少なくなるはず。考える時間を作ったら、あとは、仮説と検証を繰り返せば良くなっていきます。
いきなり外部人材に丸投げしても
成果にはつながらないニャ
そう思いますね〜
つまり、一般的には、「定例業務」となり、日常的に行うこういったものは社内SEじゃなくてもできるものが多いので、「社内SEは仕組みを作る仕事に専念すべき」というのが、僕の思う「データ登録」です。
ヘルプデスクとは
テクニカルサポートだけではなく、問い合わせ対応やトラブルに要望などの相談ごとを対応します。
たとえば、「こんな仕事してるんだけど、もっと良い方法ないかな?」などを切り口に、何かIT製品を導入することもあれば、システム開発することもあるし、「ネットがつながらなくなった!!」というものや、システムに不具合がって動かくなった!というトラブルとかもあります。
けっこうこのヘルプデスクは奥が深くてね、
かなり仕事の仕方をしっかりしないとマルチタスクになって大変なことになるんだよね
大変そうだニャ
まずはヘルプデスクを何とかして時間を作るのを、最初にやった方がいいです。
現場の問い合わせの相談ごとから経営課題が垣間見えてきたりするから、ほんと奥が深いなと思いました~
ヘルプデスクの事例
おどろくことにヘルプデスクについては、現場と経営層で考え方が違いました。
現場からは、いろいろな問い合わせが来るけども、経営層としては、「放っといていいよ」とか言われるしで驚きましたね~
じつはこのヘルプデスクは難易度が高い部分があり、考え方に失敗するとマルチタスク化する上に、
IT戦略の失敗へとつながり、
会社は衰退します
きびしいニャ
ときにはMicrosoftやアップルなどのサポートをせざる得なくなることもありますし、一つひとつの内容は簡単なものから、難しいものまでいろいろです。
よくある「問い合わせ」がこちら
- パスワードわかりません
- インターネット繋がりません
- リモートワーク中に社内のデータにアクセスできません
などです。
同時に依頼がくることもよくあるので、マルチタスク化しやすいです。まずは、優先度を決めましょう。
優先度は
“それをしないことで事業が止まるか?”
で考えます
なるほどニャ
事業が止まらないなら、極論、その案件はすぐに対応しなくてもいいです。
よくある「要望」がこちら
- システム開発
- 情報機器の購買依頼
- 仕組みの変更相談(Web会議のシステムなど)
などです。
要望は基本的に優先度は1番低いです。来年度にすることもあります。
なぜなら、
“それをしなくても事業は止まらない”
からです
どれもこれも、会社がより良くなることですが、要望の時点でそれは当たり前のこと。
費用対効果も
しっかりと吟味だニャ
そうなんですよ!
ITがお金かからず、魔法のようにパッとできると思ってる人いますからね。笑
あくまで、優先度は事業を継続させるための「定例業務」や、「トラブル対応」です。
よくある「トラブル」がこちら
- 業務システムが動かない
- 会社のみんなが共有ファイルにつながらない
- 会社のみんながメールの送受信できない
などです。
優先度はなんニャ?
どれも、
“事業が止まる”
レベルのものなので、即座に対応します
トラブル対応のコツ
このときにコツがあるんですよ。トラブル対応では、「暫定対応」をまず行い、そのあとに「恒久対応」を行いましょう!
簡単に説明すると、ひとまず事業を継続できるようにする対処のことを、「暫定対応」、それで事業が動いてる間に、その問題が2度と起きないようにする対処のことを、「恒久対応」と言います(たぶん)。
ほかにもこのヘルプデスクにはいろんなコツがあるんだけど、
そこらへんは書籍にまとめたよ!
気軽に手に取ってほしいニャ~
そうじゃなくても、
電子書籍の値段は僕にランチを食べさせてくれるくらいの金額になってま~す
つまり、社内のIT関連の困りごとからシステム開発やシステム導入の依頼、はたまたIT関連のトラブル対応などすべてを社内SEで吸収してなんとかしますので、「事業を継続させる技術」といっても過言ではないのが、僕の思う「ヘルプデスク」です。
社内SEのスキルとは
会社によって社内SEはやることが違うので、社内SEのスキルを定義するのは難しいです。
しかし、中小企業だと1人か少人数で、いろんな仕事をするので、幅広くスキルがあった方が何とかはなります。
基本的には、外注を活用して正社員がすべきことに集中した方がいいですけどね。
プログラミング(新規開発、改修)
社内SEには不要と言う人もいるけれども、それは不要な仕組みがあればの話で、経験を活かせることの方が多かったです。
システム開発は新規開発の経験が多い人と、改修が多い人で分かれるかもしれませんが、実際に社内SEとして働くと、改修の方が多かったですね〜
これには理由があって、属人化してしまうからです。
他社のITベンダーに保守を依頼するなら最初から開発してもらうべきだし、作った本人が退職すると会社にとって負の遺産となる。
ハハハ(苦笑い)
IT領域の将来をもう少し考えながら経営してほしいニャ
その話はよくIPA(経産省所管の「情報処理推進機構」という独立行政法人)のセミナーとかでも
ネタになってるね(苦笑い)
しかし、これが日本の中小企業のリアルでしょう。
そして歴史ある企業だと、次のが重要でした!
プログラムから意図を読み取る力
歴史ある中小企業には、通称「野良システム」と例えられる、“誰も管理していない“、“誰も仕様を知らない“システムがあります。
これは先ほど説明した、退職者によって属人化されてしまったシステムのこと。
そもそも保守をITベンダーに依頼しようにも断られるんです。笑
良い経験にはならないニャ(苦笑い)
そうなんだよね、
誰もやりたがらない(苦笑い)
つまり、プログラムを読む技術力や、書いた人のクセや意図などの考え方を把握する力があると便利!
たとえば、取引先の事情でいきなり取り込みデータの仕様が変わって、当日中に何とかしなきゃいけないときがあったんだけど、本気で、
これエンジニアいなかったらどうするの?
と、思いました。笑
そのとおりニャ
システム開発プロジェクトの経験
現場のユーザーから相談を受けてヒアリングするので、ITベンダー側で要件定義や設計など、どの工程でも良いので経験があると活かせます。
私はひととおりITベンダー側で経験してましたが、詳細設計や開発などの工程だけの方でも、ぜんぜん社内SEとしてやっていけると思います。
あと、わからなければ、いまの時代、学ぼうと思えば、本でもブログでもYouTubeでも、どこでも知れるので、何とかなると思いますね~
どのくらいの規模の会社で社内SEをやるかにもよるみたいですけど、小さい会社はそんなにシステム開発のプロジェクトはないです。
自分がどんな経験をしたいか?で決めた方がいいニャ
そうかもしれない
逆に中堅企業とかになってくると、ずっとシステム開発PJするみたいですだし、大手企業の子会社ユーザーSE(社内SE)みたいなところもそうみたいです。
運用保守の経験
会社のなかにはあらゆる情報機器があるので、過去に運用保守の経験があるのであれば、それは活かせます。
私自身、パソコンに詳しくなかったので勉強しながら対処していきましたし、ネットワーク関連の知識はまったくなかったので、外注してるとはいえ苦労した部分でした。
中途採用をしたときには、ここらへんの経験がある方からの応募もたくさん来ましたね~
うちの会社だと、プログラミングの経験がある方が望ましいのでそうしましたが、ある程度の規模の会社なら別にプログラミングの経験はなくても平気だと思います。
逆に属人化された仕組みがない、ベンチャー企業という名のスタートアップの会社もそうでしょうね〜
セキュリティの知識
会社を守れるのは、リアルに社内SEだけです。
最近はEmotetも流行っているので、予防や感染後の対応は素人じゃ無理ですね。
取引先や社員に経営層から問い合わせが殺到するので、非ITの方だとパニックになって倒れると思います(^_^;)
ここら辺はセミナーなどたくさんあるので、地道に情報収集しながら実践していきましょう。
SEからセキュリティ系に変更する人もいるでしょうし、けっこう人気ですよね。案件も高単価でしょうし。
いまの時代、
ここへの投資の差が会社ごとの格差になるかもニャ
そうだよね~
コミュニケーション力
非ITの経営層から予算をもらう力や、非ITのユーザーと話すのはけっこう大変です。
相手の口から出てくる言葉だけでは、目的がわからないので、
- 本当にやりたいことは何なのか?
- なにをもって解決とするのか?
をコンサルティングしながら導きましょう。
個人的にはこの「コミュニケーション力」が一番たいせつだと思いましたね~
非ITの方が多いところで働くわけですし。
事業会社はエンジニアのようなビジネスモデルじゃないニャ
うん、システムエンジニアしかしてなかったころは、
ビジネスモデルをよくわかってなかったよ
最近は新たな挑戦として、デジタルトランスフォーメーションという、通称、DXのほうをやってます!
この辺も社内SEのスキルになるのかな?
会社員が身につけておくと便利なスキル
そして、社内SEのスキル以前に、会社員が身につけておくと便利なスキルがあります
たとえば、
- ITリテラシー
- デジタルリテラシー
- 問題を解決する力
- 俯瞰して考える力
- 相手の考えを引き出す力
- 先手を打つ力
ここらへんと笑顔でコミュニケーションすることができれば、
余裕で定時退社できるんじゃ??
そうゆうのを知りたい人もいるかもニャ
チヨノリ、実体験を書くニャ
こんどやってみるかも?
まとめ
今回は、社内SEの仕事内容として、
- 中小企業と大企業の違い
- IT戦略
- 業務改善
- ITインフラの管理
- データ登録
- ヘルプデスク
と、「社内SEのスキル」も紹介しました~
じっさいに私が出版した、
社内SEの本は、、、
『Before DX 働き方を劇的に変えた社内SE「50」のRULE』という書籍です!
ひとめだけでも見てくれると
嬉しいニャ~
書籍に込めた想いは以下にて綴っております。出版社から執筆依頼をされ最終的に辞退した理由とは!?
そして、社内SE(情シス、IT担当者)に興味がある方は、「これからIT人材になるなら企業のIT担当者が目指しやすい3つの理由」という記事を読んでもらえると、よりわかりやすいでしょう~
ということで、今後デジタル人材に興味がある人や、デジタル社会にむかう今ならではの選択肢としていろいろ思うところがあるんですよね~ この情報が誰かの役に立ちますように!
って思ったので
書きました~
ちなみに、世の中にあるおすすめランキングに疑問があったので、私自ら目視で確認しながらIT職種ごとのおすすめ転職ランキングを作ってみました!
IT未経験向けのものから、地域ごとのランキングもあります^_^
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